空を盛った塩 天日塩

塩とは?

普通食塩と言われ海水に約2.8%が入っています。
一般的に塩の構成要素は塩化ナトリウムを主成分にして 水分、カルシウム、マグネシウム、カリウムなど その他の含有物からなっていて塩の種類によって その成分構成比率が異なっています。また、 塩の品質は 塩化ナトリウムの含有比重によって決まります。

塩の種類別成分構成比

項目 天日塩 機械塩 再製造塩 輸入塩
NaCl (塩化ナトリウム) 80 ~ 85 99 88 99.2 ~ 99.7
Ca (カルシウム) 0.2 0.1 0.1 ~ 0.15 0.03 ~ 0.05
Mg (マグネシウム) 0.5 ~ 1.0 0.2 0.2 ~ 0.5 0.013 ~ 0.035
So4 (硫酸蒸気) 1.0 ~ 1.5 0.4 0.4 ~ 0.8 0.13 ~ 0.15
K (カリウム) 0.1 ~ 0.17 0.1 0.1 0.01 ~ 0.02
水分 8 ~ 12 0.3 9 2.0 ~ 2.5

天日塩

天日塩は太陽熱、風など自然を利用して海水を貯溜池に流入して海水を濃縮させて作った塩です。 天日塩の主な産地は地中海、 紅海沿岸の各国をはじめとしてアメリカ、インド、中国など海洋沿岸に多く、我が国では西海と南海で生産されます。天日塩の塩度は一般的に90%内外で、色相は白色と透明色があるが、韓国産は気象条件のため塩度80%内外の白色です。

岩塩

天然的に地中で階を成して埋めていたのを製塩したもので特に 、アメリカ、イギリス、ドイツ、ロシアなどで多く産出され、採掘された岩塩は粉砕、選別、加工され工業用と食用で広く使われます。岩塩は普通塩度が96%以上で色は透明色が普通だが地質によって灰色、 茶色、赤色、青色などの色があります。

機械塩

精製塩とも言って海水を濾過槽に盛ってNa+イオンとCI-イオンのみを電気分解して濃縮鹹水を蒸発官に入れて水分を蒸発させてこれを遠心分離機に入れた後、水分0.01%になるように乾燥器で完全乾燥して作った塩を言います。普通塩化ナトリウムの純度が99%以上に高いものでマグネシュム塩が除去されて吸湿性が少なく白色を帯びます。

再製造塩

再製造塩は原料塩を溶解、脱水、乾燥などの過程を経てさらに再結晶化させて製造した塩 を言って、よく花塩と言います。普通国産天日塩20%と輸入塩80%を交ぜて115℃で18時間加熱して生産され、 塩度は90%以上高いです。

輸入塩

加工塩は原料塩をいためる、燃やす、溶融などの方法を用いてその原型を変形した塩、または食品添加物を加えて加工した塩を言います。 食品公典では原料塩を洗浄、粉砕、圧縮の方法で加工したものは除きます。燃やすことによる加工塩は焼き塩と竹塩などで分けることができます。

塩ごとの特性

項目 天日塩 機械塩 再製造塩 輸入塩
生産方式 海水を流入して 太陽熱で蒸発 イオン交換式で 得られた鹹水を 蒸発官に入れて製造 一次原塩を希釈させて 蒸発 一次原塩を 粉砕洗浄などの 方法で加工
流通 集散地取り引きと 集散地外取り引き 特約店取り引きと 直接販売 加工委託業者に 直接流通
塩の品質 純度 : 80%~85%
結晶粒子 : 不均等、工業 用及び再製造塩の 原料として不適合
純度 : 99% 以上の
結晶粒子 : 均等
純度 : 80%の
結晶粒子 : 均等
保健衛生 前近代的な生産方法と 海水汚染の可能性に 対するおそれ、 国民の口あたりに一致 不純物を とり除いた衛生塩、 国民の口あたりに一致
用途 食用食品、加工用 食用、一般、 工業用 食用、一般、 工業用 食用、飼料用